メディチ・インパクト (Harvard business school press) (単行本)

メディチ・インパクト (Harvard business school press)

メディチ・インパクト (Harvard business school press)

 ヒマなので超大雑把な感想。

  • 評定B+
  • ひとこでいうと「イノベーションには異分野の人間が集まる交差点が非常に大事」。そしてそれをどうつくるか、どう扱うか、個人としてどう活用するかについていろいろと。
  • いうまでもなくメディチってのは15世紀イタリアにおけるメディチパワーによるルネサンスのこと。当然15世紀の話しは全く出てこないよ
  • フロリダは(少なくとも現時点では)「これまでの議論に対する批判に対する反論」の本だけ邦訳が出てて肝心のところがまだなので。こないだのHBRで概要つかんだけれどもうちょっとそのトリランスってかダイバーシティあたりについて考えたいって人に対しておすすめか。
  • 途中まで読んでるととりとめもなく交差点についての話を続けるのかと思ってしまうけど、だんだんとなかなかどうしてそれなりに一貫した理論的完成度を意識した本だということがわかってくる。特に各章の最後に「〜ということだ。では〜なのか。それについて次章で説明する」という一文を置くスタイルに個人的にはしびれた。わらい