「学派」についての補足


 余談ですが、この中に出てくる「学派」といったときに、僕自身が属している主要なものだけでも少なくとも下記の5つがあるので注意が必要です。


1、プラットフォーム/アーキテクチャ重視のK領学派です。主流派は実証寄りですが僕自身は理論屋なので傍流です。理論的にはここで語ることが多いです。たぶん次メ研も主流派ではないですがここに入ります。


2、ポストモダン重視で社会科学と人文科学の統合を図る六本木学派です。今は本拠地がなくなっちゃったんですが、たしか記憶では新宿と三田と本郷と大岡山あたりに分散して生き延びています。大体のテクストは脱構築されます。エクリより比較的パロールが重視されるのも特徴です。


3、実際にプラットフォームを作ってみることを重視するDMC学派です。これたぶん来年くらいには名前変わります。オシャレなひとが多いです。


4、サミットの成果として生まれてきそうなCC学派です。オープン性と同時に芸術と社会科学の統合という側面が期待されます。


5、それから最近A先生は創造性+法+経済学の連中としてSFC学派という呼称を用いておられるそうです。否定はしないのですが我々はSFCの中でもかなり偏った嗜好の持ち主です。次メ研はこっちなのかもしれません。


 僕自身は比較的具体的な所属よりも「学派」に対する帰属意識が強いです。それから今気付いたんですが、2から4までフランス色が強いですね。